1月24~26日の3日間、渋谷公会堂にて行われた平沢進インタラクティブ・ライブ2013。今回もCG制作で参加させていただきました。ありがとうございます。
前作までのスタイルに変わり、スクリーンが背後に移動し、照明や舞台美術を用いた演出がより際立つ形に。
そしてストーリーの進行役となる、折茂さんの演じるサンミア様は美しく格好良かった。
自分の担当箇所については反省点や思うところは多々あり。今回は準備期間がとても短く、写実系のCGをやるには厳しい状況で……
ディテール・モーション・カメラワーク全て雑にならざるを得ないし、あまり凝ったこともできない。仕上がりに不満があっても、とにかく作業を先へ進めないとストーリーに穴が空く、という。(Σ-12さんの顔などは、できることなら丸ごと作り直したかった)
そもそもいまどき3Dゲーム以下な出来のCGムービーをただ流したところで別段目新しさもないし、どうなんでしょうねとは常々ブツクサ申し上げている次第。
なにやら愚痴っぽいテイストに。ごめんなさい。
しかし平沢さんはそんな事など承知の上で、個人の裁量でコントロール可能なガジェットを組み合わせ、誰も真似できない表現を生みだしてゆくのだと、結果としては今回もまざまざと目に焼き付ける事になった。そこにシビれるあこがれ(以下略)
欲を言えば、もう少し叙情性のある映像も欲しかったとは思う。なにしろ今回は情感を削ぐ事もお構いなしのシーンが多かったし。
あまり具象的な映像よりも、観た人が新たにイメージを喚起できるようなものがホントは(あくまで自分に取っては)理想なんですが。
などと、そんな一人反省会で〆ます。