平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW「WORLD CELL 2015」

去年の話を今更という感じはしますが、twitterのほうに貼った画像は埋もれていってしまうので、こちらにもupがてらの報告です。
 今回のスケジュールに関してはとにかく、なんとかCG素材が間に合って良かったなという……
 今までで一番制作期間が短かったんじゃないかと思う。

worldcell2015_1.jpg

 WORLD CELLや橋(谷)に関しては、インタラクティブライブ開催が決定した時点で登場が確定していたので、わりと早々に着手できたんですけど、平沢さんから本編のストーリーが仕上がって来ないと最終的な絵作りが出来ません。
 とはいえマルチエンディングのシナリオを書くのって想像以上の大変さがあると思うんですよ、それに並行してステージ全体の演出を構想したり、関係各所に連絡したり諸々の仕事をこなしていくと、ほんと眠る暇ないのでは?と思う。
 色々あって台本が仕上がってきたのがライブまで一ヶ月半切ったあたりで、クロマキー撮影が3週間前。

 そのスケジュールは無理だ…… あり得ない……

 過去向く士さんも未来から時間遡行してきたっていうなら、僕の所にも予めライブのマニュアル送ってきてくださいよ!!

worldcell2015_2.jpg

 WORLD CELLのCGについては17年前の自分の行いとはいえ、拙い仕事が嫌で、デザインを変えたかったというのが正直な所です。しかし物語の設定上そういうわけにも行かず。
 とにかく昔は下描きもせずに雰囲気で適当に作ってたので構造の辻褄がまるで合ってないわけでして。

 なにこの油圧シリンダー風の役に立たない棒…

 せめて実際にあれが動作した場合に破綻の無さそうな機構にしたいなと、細部の形を全面的に作り直しました(とはいっても結局は謎のパワーで空中に浮いてますけどね!)。
 質感も平沢さんの要望により、錆びて古びた感じに変更。叩いたら鉄の鈍い音がしそうな感じになるといいなって。時間が許せばもう少し細部も写実的にしたかったですけど。

 ところであのWORLD CELL。誰がどういう技術力で建造したのかも謎ですが、大昔から、少なくとも第二次世界大戦より前、もっとずっと以前からあの場所に存在するんですよね。
 だとしたらやっぱりもうちょっとレトロっぽいデザインでも良かったのかもしれない。とか。

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